お正月と言えば初詣。
毎年なんとなく神社や寺院に初詣に行っているという人もいるのではないでしょうか。
私もなんとなくお賽銭を入れて、手を合わせてお参りをしていましたが、
初詣
[ruby]初詣[rt]はつもうで[/rt][/ruby]とは、新年を迎え初めて神社や寺院などに参拝すること。
いつまでに初詣に行けばいい?
元旦から1月3日までを初詣と言います。しかし、人によっては1月中を指す場合もあります。近年は、元旦から3日までは人が込み合うので、避けて初詣の参拝をする方も多くいます。
また、仕事始めに初詣をする企業もあります。
初詣に行く時間に決まりはあるの?
正式には、元旦を迎え自宅でお雑煮を食べた後に参拝することとそうです。
初詣は神社?それとも寺院?
初詣は神社でも寺院でもかまいません。これは明治時代に神仏分離が行われる前は、神道・仏教・祖霊信仰が一体化した信仰が一般化していたためです。
神社の参拝方法
鳥居の前で衣服を整えて一礼
神社は神聖な場所なので、服装の乱れを整えて一礼してからくぐりましょう。
参道は端を歩く
参道の真ん中は、神様が通られる道です。神様が通る道をふさがないように、参道の端を歩きましょう。
「手水舎」で手を清める
手水舎で、手と口を清めましょう。
参拝は二拝二拍手一拝
二拝は神への敬意を表し、二拍手で神を招き、その後掌を合わせることで神人が一体となり、神の力を体得、一拝で神様を送るという意味があります。
鳥居を出るときには振り返って会釈
神様への敬意を表します。
初詣の帰りは寄り道をせずに帰宅
初詣の帰りは寄り道せずに帰宅することがベター。願掛けやお祓いをして神様からいただいた福を自宅までもっていくためです。
寄り道をして福を落としてしまわないように、また願いを叶えるために「寄り道をしたい」という欲をたつという意味があるそうです。
寺院の参拝方法
山門前で合掌し一礼
本堂に向かって合掌をします。
参道は真ん中を歩いても良い
神社とは違い、寺院の参道は真ん中を歩いてかまいません。また、敷石がある場合はその上を歩くのはマナー違反。注意しましょう。
手水舎で心身を清める
手・口を清めます。
鐘を鳴らす
寺院によっては鐘を鳴らすことができる場合があります。鐘を鳴らすことは仏様へのあいさつです。
また鐘はかならず参拝前に鳴らしましょう。参拝後に鐘を鳴らすことは「戻り鐘」「出鐘」と言われ、縁起が悪いとされています。
ロウソクや線香をともす
目をつむり合掌、頭を下げる
寺院参拝では二拝二拍手一拝は行いません。時々見かけますが、気を付けましょう。
山門を出るときに本堂に向かって合掌
茅の輪は大みそかに3回くぐる
神社によっては、茅の輪を新年にくぐってもいいとするところもあります。しかし、正式には大みそかに3回くぐるとされています。
神社と寺院、”お賽銭”の違い
神社と寺院では、お賽銭の意味が違います。神社のお賽銭は”供物”ですが、寺院のお賽銭は”お布施”です。神社は日ごろの感謝を込めた”お供え”になりますが、寺院は自分の欲を捨てるための”布施”です。