採用試験などで個人特性分析を受けることって多くありませんか?特に一般事務や経理などの採用枠で多いように思います。
個人特性分析って意味あるの?
個人特性分析で何がわかるの?
と疑問に感じているあなたに個人特性分析が何か?について説明します。
生きづらさの原因を探るキッカケになるかもしれません。
社交意識が低いと判断された私
自分の世界を大事にして、外界のことに興味がうすい。他人と接触することが面倒であり、交友関係なども進んで持とうとはしない。審美的な生きかたをしていて、自分の真実価値観のなかで生活している。交友関係は狭いが、つきあいはじめれば深くなる。
自分もふくめて環境をあるがままに客観的にとらえようとする傾向がつよく、ものごとをキチンと把握しようとする。人情的にのめりこまず、冷たい印象を他人に与えることがあるが、自分自身について深く内省しているといえ、豊かな内面性をもつ。
診断元:CUBIC
個人特性分析を受けたのですが、そのフィードバックを見て驚きました。私の中心性格は「思索・内閉性」「思索・客観性」であるとのこと。
- 思索・内閉性……社交意識が低い
- 思索・客観性……思考的思慮が深い
サブ的な要素として、「努力・持続性」「自制・弱気さ」といった側面があるとのこと。
- 努力・持続性……几帳面・忍耐力
- 自制・弱気さ……取越苦労・遠慮
社交的ではないという点については、まったくもってそのとおり。自覚があるので衝撃を受けました。
私のことを知っている人の多くが、こんちゃは社交的ではないと思っているのでしょう。うすうす自分でも感じていたことが、診断結果として突きつけられると、それなりにショックを受けました。
私は、社交的ではないのではなく、うまく人と話すことができないのです。みんなと仲良く楽しくワイワイしたいけれど、大人数でワイワイすることが苦手だし場を盛上げることもできない。
社交的にしたいけれど、できないのです。
生きづらさの原因は社交性の低さ?
私の社交性に関わる部分の結果に絞ってみてみると、
- 社交意識が低い
- 「対人関係が気になる」項目に淡泊
- 外界のことに興味が薄い
- 独自でできることを好む
私の生きづらさの原因は、対人関係だということが明確になりました……。
社会性の部分が、リストファインダーの結果と重なる
検査結果の中に「社会性」という項目があります。1番高い項目はリストファインダーの結果と重なるのですが、必ずしも一致しているわけではありませんでした。だから、必ずしも検査結果がイコールなわけではなく、参考ということなの思います。
リストファインダー | 個人特性分析 |
慎重さ | 指導性 |
収集心 | 自主性 |
自我 | 自己信頼性 |
指令性 | 積極性 |
共感性 | 責任感 |
リストファインファーと個人特性分析では、問題も違いますし呼称も違いますが、項目の内容は似ているものもあります。
私の場合は、「指令性・指導性」「自我・自主性」といった点が共通している部分。ちなみに、リストファインダーでは共感性が高くでましたが、個人特性分析では共感性が低くでました。
何のために個人特性分析(性格分析)をするの?
採用試験で行われることが多い個人特性分析。診断結果をもとに採用可否を判断している会社も多く見受けられます。ではなんのためにこの分析をするのでしょうか。
個人特性分析(性格分析)とは
私が今回受けた個人特性分析(CUBIC)では、下記のように紹介されていました。
人にはいろいろな個性があり、能力、性格にも特徴があります。そして各人がその特性に応じて、自分に適した分野の仕事を受け持つことが、
本人にとっても組織にとっても望ましいことです。
しかし、人の性格や能力を知ることは難しく、ましてや採用場面の僅かな時間の面接では 十分に理解することはできないとされています。その点、個人特性分析は、10分程度の検査時間で、個人の資質を多面的に把握し、採用判断やタレントマネジメントの際に客観的資料としてお役に立ちます。
分析結果は、本人の特性を多面的に評価し、全体像をビジュアル的に表現、専門家レベルの出力を維持 しながら誰にでも理解できるように構成されています。
引用:CUBIC
採用判断するための客観的な資料とのこと。
確かにおおむね結果に間違いはないと思います。しかし、私が受けたリストファインダーと比べてみても、少なからずブレもありますし、これだけで採用可否の判断されたらたまったものではありません。
が、実際には、採用時の判断材料になっていることも事実。こんなの変えることなんて不可じゃないですか。
私の場合、当人の傾向では、「内勤型職務」に振り切っていますし、「非組織人間」に振り切っています。
これ、絶対落とされる系の結果ですよね。
採用試験で個人特性分析(性格分析)をする理由
採用試で個人特性分析(性格分析)をする理由は次の通りです。
- 適切な職種(ポジション)でアサインするため
- 職種に適性のある人間を選抜するため
- 扱いにくいであろう人間を採用前に排除する
1の場合は、採用が決定しているうえで行う場合。例えば、総合職採用や新卒採用などです。
中途採用の場合は、2・3が理由だと思われます。実際に私も採用担当者が1次面接の結果を仕分けるときに使っているのを見たことがあります。
組織なので、たしかに扱いにくい人を採用したくないですよね。例えるならドクターXの大門先生みたいな感じの人。
個人特性分析の対策をしてまで採用されたい?
個人特性分析の対策やコツといった記事も多く見かけます。しかし、この対策をしてまで採用されたいですか?
もちろん、どうしても入社したい会社があるなら、その会社が好む人物像に自分を寄せると思います。そこまでして入りたい会社があるならそれで良いのですが、受かるために自分を変えるっていうのは苦しくないですか?
20代のころの私は、やはり受かる回答の仕方を意識したし、結果にうそがバレていたこともあっただろうし、うまくやり過ごしたこともありました。
だけど社会人10年を超えてみて、自分を変える必要なんてないと今は考えています。私は、たしかに人付き合いが苦手でうまくいきません。仲良くしたいのにできないということは日常茶飯事です。
みんなと仲良しではなくても、信頼できる友人はいます。無理しなくたって、少なくたって自分にあった友人や環境は必ずどこかにあるもの。
無理して人と付きあわなくたって、生きていけるんです。
自分を選んでくれた会社で働けばいいし、なければ私のように文章を書いていけばいいですしね。
だから、私はフリーランスへの道を模索しています。
あっ、結局、私の診断結果「非組織人間」って正しいですね!