コラム

今更聞けないWEBマーケティングとは?新任担当者向けに説明します

WEBマーケティング

WEBマーケティングは、様々なWebサービスやシステムを利用して行われます。

様々な企業で当たり前のようにWEBマーケティングが導入されていますが、うまく運用ができていない、ただ数値を見ているだけで活用ができていないと感じている方もいるのではないでしょうか?

実際に、WEBマーケティングに使用するシステムは用途に応じて沢山あります。

私もWEBマーケティング担当になったばかりのころ、何をどのように使うのかわからず、宝の持ち腐れみないなこともありました。

WEBマーケティングのシステムをただ導入すれば良いわけではありません。どの用途でどのツールを使えばいいのかということにふれていきたいと思います。

WEBマーケティングとは

WEB マーケティングとは、WEBを中心として行われる マーケティングのこと。

例えば、オンラインショップならば

  • 商品ページをユーザーに閲覧してもらうこと(PV)
  • 購入ボタンをクリック(CV)してもらうこと
  • ほかの商品のページも見て回ってもらうこと(回遊)

といった、訪問者が商品を閲覧し購入するまでの導線を考えること。

例えば、これまでのマーケティングではテレビならば視聴率をもとに、紙面ならば販売部数などをもとにして行われてきました。これだと、どこまで読まれたのか、どこみていたのかという細かな分析は難しいところがあります。

しかしWEBマーケティングは、WEBページのPV数、滞在時間、離脱率をもとに数値がはっきり出るため、状況の把握がしやすく施策を立てやすいという利点があります。

WEBマーケティングを行う理由

商品やサービスに対して興味を持ってもらい、ユーザーに「欲しい!」と思ってもらうことがWEBマーケティングの目的です。

こんちゃ
こんちゃ
ユーザーに購入してもらうために、コーポレートサイトやECサイトの集客向上(PV)、購入数向上(CV率)を目指して施策をうちます。その施策が「Webマーケティング」です。

集客方法について

Webサイトでの集客方法は主に4つ。

  1. 検索エンジン(Google/Yahoo!など)
  2. リスティング広告
  3. アフィリエイト広告
  4. SNS広告

これらの広告の他は口コミです。

広告は打つだけではダメ!

商品やサービスによって、広告の選び方や打ち方は違います。
私はセミナーでよく企業のマーケティング担当者と話す機会があります。

そこで、最適な広告を打てず、思ったほど集客ができなかった…なんて話をよく聞きます。
他にも、集客はできたが離脱率が高くて困っているというころもあります。

こんちゃ
こんちゃ
離脱率が高いということは、商品やサービスに魅力を感じてもらえなかった、欲しい情報が掲載されていなかったということが考えられます。

それらの問題を考え、最終的にユーザーが購入へと導くことがWebマーケティングのポイントです。

数値で施策の判断ができる

ラジオや書籍とは違い、Webマーケティングでは様々な情報を数字で知ることができます。

  • 訪問数
  • 性別
  • 端末
  • 滞在時間
  • 離脱率など

それらの結果をもとに、広告の出し方や情報の見せ方などを改善します。

WEBマーケティングの主な施策

SEO(検索エンジン最適化)

GoogleやYahoo!などの検索で、上位に表示されることをSEO(検索エンジン最適化)と言います。

例えば、美味しいケーキのお店を探すときに検索エンジンを利用しませんか?
「ケーキ 銀座 人気」など検索すると、ずらっと関連サイトが表示されます。
表示されたサイトの一覧をみて、一番上からクリックしていく人がおおいのではないでしょうか?

また、そのときにタイトルや説明を見てクリックしますよね。
リスティング広告とは違い、純粋にコンテンツの品質によって検索結果の上位に表示されます。

SNSマーケティング

TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで公式アカウントを作成し、情報を発信しWEBサイトへのアクセスを促すのがSNSマーケティングです。

時にはユーザーとコミュニケーションをとることも、親しみを感じるポイント。

タニタパイン株式会社がSNSを上手に活用しているように思います。

時々コラボしていたりしますよね。

オウンドメディア

ここ数年流行っているのがオウンドメディア。様々な企業がコンテンツマーケティングをはじめています。自社でメディアをもちコンテンツを配信して、認知向上やナーチャリングを行います。

同時に、うまく運用できずに離脱していく企業も多数見かけます。
成功している企業で有名なのはサイボウズ式でしょう。

レコメンド

代表的なものはECサイトで表示される関連商品のこと。閲覧履歴から閲覧している人の好みを分析し、関連する商品や好みの商品を表示させCVを狙います。

ECサイトの他にも、求人サイトや旅行サイトなどでもレコメンドが利用されています。レコメンドは、AI機能が搭載されており日に日に正確になってきています。

広告系施策

リスティング広告

GoogleやYahoo!の 検索結果の一番上4件下部3件に表示される広告をリスティング広告といいます。表示される件数は入札にもよります。オークション形式で、キーワードごとに入札が行われ、掲載順位が決まります。

多く検索されるようなキーワードですと、1クリック1700円~と高額であったり、あまり検索されないキーワードなら18円、などキーワードの人気によって価格が変わります。ここの調整はとても難しく、専門の知識が必要になります。

アフィリエイト広告

お問合せ、クリック、購入など、広告主が設定したCVが達成された時に、 広告掲載媒体に手数料を支払うものをアフィリエイト 広告と言います。成果報酬で行われるものが多いです。しかし、集客方法は開示されないため、CVの質が低くなってしまうことが多いです。

アドネットワーク広告

Webサイトの広告枠をまとめた広告配信ネットワークに、まとめて広告を出向できるのがアドネットワーク広告です。簡単に大量の 媒体に広告出稿することが出来ることがメリット。しかし出稿先を選ぶことができないことはデメリットです。

SNS広告

Twitterや Facebook、LINEなどの ソーシャルメディアに掲載されている 広告がSNS広告です。各SNSの特徴に応じて選定するとはまった時の拡散力はとても強いです。

年齢層、地域、興味関心などの属性をセグメントして配信出来るのが特徴です。
ただし、LINEはこのセグメントが弱いです。

ユーザを再度誘導するための施策

リターゲティング広告

過去に踏んだWEBサイトに応じて、広告を出すことが出来るのがリターゲティング広告
よく、ネットサーフィンをしていると、以前アクセスした ページの広告がいつまでも表示されて、追いかけられているような気持ちになったことはありませんか?履歴をもとに追いかけて広告を配信するので、CVにつながりやすい特徴があります。

メールマーケティング

顧客情報や名刺情報などから、保有しているメールアドレスに対して、メルマガを配信し集客をすることをメールマーケティングと言います。現在は、LINEをはじめとするアプリが主流になっていますが、まだまだメルマガの力は強いです。
メルマガには、いくつか種類があります。
「一斉配信」や「ステップメール」、顧客情報に応じて送り分ける「セグメント配信」など。

どの施策も横軸でつながっている

マーケティング部をしっかり持っている企業では、それぞれの施策担当者を置いていますが、中小企業ですと一人で行わなければならないというケースもあります。

一人で見ている場合には、関連性を意識しながらできますが、専任がいる場合は密な連携が必要になるので普段からのコミュニケーションは重要です。

WEBマーケティングってどんなことしているのかわからないという方の参考になれば幸いです。

ABOUT ME
こんちゃ
◆Webライター◆ イベント取材・導入事例・オウンドメディア記事の編集ライティングをIT企業中心に活動しています。